睡眠時無呼吸症候群
夜中に何度も目が覚めてしまう、
寝た気がしない、日中眠い…
様々な症状がみられる睡眠時無呼吸症候群。
慢性的によく眠れないことで、日中の生活にも影響がでてくるため、早めの治療がおすすめです。
睡眠時無呼吸症候群の症状、特徴
- いびき
- 夜中に何度も起きる
- 朝起きた時にスッキリしない
- 頭が痛い
- 日中の集中力低下や眠気
いびきや無呼吸以外にも様々な症状があります。「朝いつも喉が痛い」と来院されて、睡眠時無呼吸症候群が見つかったケースもあります。
原因となるもの
鼻水、鼻詰まりは口呼吸になりやすく、さらに顎や舌の大きさ、喉の奥の形態によって、いびきや無呼吸が生じやすくなります。体型や骨格、更には加齢に伴う筋肉の緩みなども影響しますので、どこで呼吸が閉塞しているのか?を医師が正確に把握する必要があります。
治療法
睡眠時無呼吸症候群は、高血圧や不整脈、心不全など生活習慣病の合併も多いため、一般内科で治療されることもあります。しかし、長く快適に治療を継続していくためにはどうしても口腔・舌・咽喉頭領域の解剖生理の知識が必要となるため、耳鼻咽喉科医師の管理が必要とされます。
院長はこれまで大学病院で睡眠医療外来(耳鼻咽喉科、呼吸器内科、精神科、歯科で編成)を担当し、CPAP療法、口腔内装置、手術(咽頭手術・鼻手術)など様々な治療法を提案してきました。
CPAP療法(持続陽圧呼吸療法)
CPAP療法では入眠時にマスクをつけて呼吸のサポートを行います。マスクの形状や圧の強さなど適宜調整をしながら、長く快適に使用いただけるようサポートしていきます。また鼻詰まりの状態でCPAPを使用するのは非常に苦痛を伴うことから、いずれにせよ鼻炎の治療は必須となります。
- 閉塞箇所の
手術 -
重度の睡眠時無呼吸症候群に対する治療は、あくまでCPAP療法のみとなりますので、鼻詰まりでCPAPがうまく使えない方に対して鼻閉改善を目的とした手術を行います。
CPAPの適応まではないものの睡眠時無呼吸症候群でお困りの方に対しては、どこで呼吸が閉塞しているかを把握した上で閉塞部分を解除する手術を行います。小児であれば扁桃摘出などがそれに該当します。